ECサイトを譲渡方法とは?
ECサイトはコンテンツ系のWebサイトに比べて譲渡は難しいの?と思われるかもしれませんが、
ECサイトもWebサイトのため、基本Webサイトの譲渡と変わりません。
ただ、Webサイトと異なる点は譲渡する物が多くなります。
ECサイトの売買時に役立つ情報をM&Aクラブ(MAクラブ)独自の視点で解説します!
※M&Aクラブ独自の調査による内容であり、絶対を保証するものではありませんので予めご了承ください。
ドメインの譲渡とは?
ドメイン譲渡の方法は大きく分けて2パターンあり、どちらの方法も決して難しくはありません。
・同一のレンタルサーバー内でアカウントを作り、ドメインの権利を移譲。
・異なるレンタルサーバー間で移譲する。
同一のレンタルサーバー間での移譲の方が圧倒的に簡単です。譲渡対象のレンタルサーバー業者内に買い主がアカウントを作り、ドメインを移譲するだけです。
コンテンツの譲渡とは?
Webサイトの譲渡にて最も難しいのがコンテンツの譲渡になります。
コンテンツの譲渡には、コンテンツのデータとデータベースを譲渡する必要があります。
まず譲渡を行う前に譲渡対象のサイトが以下のどの内容に該当するかを確認してください。
▼ 1サーバーで1ドメインを運営してるサイトの場合
一般的なレンタルサーバーなら、サーバーアカウントの契約主を変更することができますので
契約主を買い主の情報に変更するだけになります。
ドメインが結びついたサーバー自体の譲渡になりますので、ネームサーバーを変更する必要もありません。
▼ 1サーバーで複数ドメインを運営しており、WordPressを使っている場合
WordPressにはAll-in-One WP Migration※1というプラグインがあります。
譲渡対象のサイトにWordePressのプラグインをインストールし、データをエクスポートします。
買主側は自分のサーバー側でWordPressを立ち上げ、同じくプラグインをインストールし、売り主から共有されたデータをインポートするだけです。
▼ 1サーバーで複数ドメインを運営しており、WordPressを使っていない場合
コンテンツの譲渡(売り主)
・データのバックアップを取る※1
・データベースのバックアップを取る※2
・データとデータベースのバックアップを買主に共有する
※1 サーバーの管理画面からFTP設定を行い、FFFTPなどのソフトを使ってバックアップを取ります
※2 サーバーの管理画面からphpMyAdminにログインしてエクスポートを行います。
コンテンツの譲渡(買い主)
・売り主より共有されたデータベースのバックアップをインポート※1
・売り主から共有されたデータのバックアップをインポート※2
・動作確認※3
・ドメインのネームサーバーの変更※4
※1 サーバーの管理画面からphpMyAdminにログインしてインポート
※2 サーバーの管理画面からFTP設定を行い、FFFTPなどのソフトを使ってインポート
※3 動作確認を行わず次ステップに進んでしまうと、コンテンツ移転が失敗している場合、サイトが表示されなくなってしまいます。サイトが表示されない時間が発生するのはSEO的にも好ましくありません。
※4 必ず動作確認をした後にネームサーバーを変更しましょう。万が一ミスをして、サイトが長時間表示されなくなると、検索結果に長期間の悪影響を及ぼす可能性があります。また、ネームサーバーの変更が完了するまで、売主側のサーバー上でサイトデータを削除しないで下さい。
ECサイト譲渡時に渡すものとは?
・仕入先の引き継ぎ
・商標権の譲渡手続き
・顧客リストの譲渡
・具体的な運営ノウハウ
・外注先の引き継ぎ
どんなECだと売れやすい?
もっとも売れやすいECのジャンルはレンタル型のネットショップであるということです。
レンタル型のネットショップのメリットとして、
名義変更だけ譲渡のほとんどが完了致します。
ECサイト譲渡の注意点
2. 税金の支払いも考えておく※2
3. 売却金額を受け取ってからサイトを譲渡する
※1 特に競業避止規定に気を付けてください。例、「今後30年間ECショップの運営をできないものとする」などの契約は売り主にとっては不利になります。
※2 納税額に関してはお近くの税務署・税理士にお問い合わせください。
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