YouTubeチャンネルを他の人に譲渡したい場合、どのような手順を踏めばよいのでしょうか? チャンネルの所有権を安全に移行するためには、Googleアカウントの管理権限を正しく設定し、必要な手続きを慎重に進めることが重要です。
本記事では、YouTubeチャンネルの譲渡方法(権限移行)について、YouTubeチャンネルの売買に特化した専門サイト『M&Aクラブ(MAクラブ)』が独自の専門的な視点で詳しく・具体的に解説します。

【安心してYouTubeチャンネルを譲渡したいなら、】
M&Aクラブをチェックしてみて!
1. YouTubeチャンネルの譲渡は可能?

YouTubeのチャンネルは、Googleアカウントに紐づいているため、基本的には個人アカウントごと譲渡することはできません。
これは、GoogleアカウントにはYouTubeだけでなく、GmailやGoogleドライブなどの他のサービスも含まれているためです。
そのため、個人アカウントごと譲渡しようとすると、個人情報の漏洩やアカウントの不正利用のリスクが伴います。
ただし、ブランドアカウントとして運営されているチャンネルであれば、管理者権限を移行することで譲渡が可能です。
ブランドアカウントは、複数の管理者を設定できるため、オーナー権限を新しいユーザーに移行することで、安全にチャンネルを引き継ぐことができます。
ブランドアカウントを利用することで、YouTubeチャンネルを運営する主体を個人ではなく、チームや企業として設定することも可能になります。 そのため、事業の売却や運営の引き継ぎがスムーズに行えるメリットがあります。
ブランドアカウントの特徴
・個人ではなく複数の管理者を設定できる。
・チャンネルの管理者を自由に追加・削除できる。
・オーナー権限を譲渡できる(7日間の待機期間あり)
2. チャンネルがブランドアカウントかどうか確認する方法

チャンネルがブランドアカウントであるか確認するには、以下の手順を実行します。
手順
1.YouTubeにログイン し、画面右上のプロフィールアイコンをクリック。
2.「設定」 を選択。
3.左側のメニューから 「アカウント」 タブを開く。
4.「チャンネルの管理」 をクリック。
5.「ブランドアカウント」と表示されていれば、ブランドアカウントとして運営されています。
ブランドアカウントではなかった場合の対処法
もしブランドアカウントではない場合、そのチャンネルは個人のGoogleアカウントに紐づいており、譲渡することはできません。
その場合、新しくブランドアカウントを作成し、手動で動画や設定を移行する方法が考えられます。
ただし、チャンネル登録者や動画の再生回数、コメント履歴などは引き継げないため、注意が必要です。
現在のオーナー権限の確認
ブランドアカウントであっても、譲渡前に現在のオーナーが適切な管理権限を持っているかを確認しておきましょう。
1.Googleのブランドアカウント管理ページ にアクセス。
2.譲渡したいYouTubeチャンネルを選択。
3.「権限を管理」 を開く。
4.現在の管理者リストを確認し、自分が「主なオーナー」になっているかチェック。
「管理者」権限しか持っていない場合、そのアカウントでは譲渡手続きを行うことはできません。
オーナーから「主なオーナー」の権限を付与してもらう必要があります。
【YouTubeチャンネル、誰かに譲りたい…】
そんな時はM&Aクラブがぴったり!
3. YouTubeチャンネルの譲渡(権限移行)手順

YouTubeチャンネルの権限を移行するには、以下の手順を行います。
(1) 新しいオーナーを招待する1.Googleのブランドアカウント管理ページにアクセス。
2.譲渡したいYouTubeチャンネル を選択。
3.「権限を管理」 をクリック。
4.「ユーザーを招待」 を選択。
5.譲渡先のGoogleアカウントのメールアドレスを入力 し、権限を 「管理者」 に設定。
6.「招待を送信」 をクリック。
7.招待を受けたユーザーは、メールを確認し、「承認」ボタンをクリック。
8.YouTube Studio にログインし、チャンネルの切り替えが可能か確認。
9.招待した管理者が適切に追加されているか、再度「権限を管理」ページで確認。
注意: 招待したユーザーが「管理者」になった後、7日間の待機期間が必要です。
(2) オーナー権限を新しい管理者に移行する
1.7日間の待機期間が経過したら、再度 Googleのブランドアカウント管理ページ にアクセス。
2.「権限を管理」 を開く。
3.新しい管理者の横にある「オーナー」オプションをクリック。
4.「主なオーナーにする」 を選択し、確認。
5.これで、新しいオーナーが完全にチャンネルを管理できるようになります。
6.必要に応じて旧オーナーを「管理者」に変更、または削除。
注意: オーナー変更後、元のオーナーを削除することも可能ですが、削除する前に全ての管理権限が正しく移行されていることを確認してください。
4. 収益化(AdSense)の引き継ぎについて

YouTubeパートナープログラム(YPP)に参加している場合、収益の受け取り口座やAdSenseアカウントの管理を変更する必要があります。
AdSenseアカウントの移行は不可1.新しいオーナーがGoogle AdSenseの公式サイトにアクセス し、自分のGoogleアカウントで新規AdSenseアカウントを作成 する。
2.AdSenseの審査を完了させる(通常、数日〜2週間程度かかる)。
3.YouTube Studio にログイン し、左側のメニューから 「収益化」 を選択。
4.「Google AdSenseに申し込む」 をクリックし、新しく作成したAdSenseアカウントをリンクする。
5.AdSenseとのリンクが完了すると、新しいオーナーのAdSenseアカウントで収益が受け取れるようになる。
6.旧オーナーは、AdSenseの「お支払い設定」から、未払い収益があるか確認し、必要に応じて受け取りを完了する。
注意: 既存の収益は旧オーナーのAdSenseアカウントに残り、新しいオーナーのAdSenseアカウントが有効になった時点から、新オーナーに収益が発生します。
【安全にYouTubeチャンネルを譲りたいなら、】
そんな時はM&Aクラブがぴったり!
5. まとめ
YouTubeチャンネルを譲渡するには、ブランドアカウントであることが必須です。ブランドアカウントであれば、管理者を追加し、7日間の待機期間を経て、オーナー権限を移行することで譲渡が可能になります。
譲渡前には、
・ブランドアカウントかどうかの確認
・現在のオーナー権限のチェック
・新しいオーナーの招待と権限の付与
・収益化設定の再登録
といった手順を慎重に確認し、スムーズに移行できるよう準備を整えましょう。
適切な手続きを行うことで、トラブルを回避し、安全にYouTubeチャンネルを引き継ぐことができます。
【YouTubeチャンネルのオーナー変更、ややこしそう…】
って思ったらM&Aクラブがラク!
【ページ上部に戻る】